工工四
歌詞
いな昔なるゑ あはれ語らたる
なれしい言葉の くたぬうちに
訳
もう昔のことになってしまったか、(別れの)哀情を語り合ったのは。
馴れ親しんだ言葉は未だ朽ちていないのに。
いな
- 早や
- もう
あはれ
- 哀れ
- 悲しみ
なれしい
- 馴れた
- 馴れ親しんだ
- 聴き慣れた
朽たぬ
- 朽ちていない
解説
「述懐節」(本調子・下出し)は人生の晩年を迎え、月日が経つ早さを感じつつ若かりし頃の思い出を懐古して詠まれた歌曲です。
本曲は〔下出し〕の演奏技法を用いて歌い出しの音程を低くすることで哀調ある曲想に仕立てられています。
人間やがて訪れる「老い」の憂いと葛藤しながら、静かにわが人生を振り返る様子が描かれています。
補足
音の調子
「述懐節」の節名がつく楽曲は本調子、ニ揚調など、音の調子を種々に編成し、それぞれが独立した歌曲として愛唱されてきました。
「述懐節」(本調子)- 古典音楽
工工四 印刷・保存 【工工四について】 歌詞 さらばたち別らさらばたちわから よそ目ないぬうちにゆすみねんうちに やがて暁のやがてぃあかつぃちぬ とりも鳴きゆらとぅゐんなち ...
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「述懐節」(ニ揚調)- 古典音楽
工工四 印刷・保存 【工工四について】 歌詞 拝でなつかしやをぅがでぃなつぃかしや まづせめてやすがまづぃしみてぃやすぃが 別ておもかげのわかてぃうむかぢぬ たたばきやしゆ ...
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「述懐節」(二揚調・下出し)- 古典音楽
工工四 印刷・保存 【工工四について】 歌詞 いな昔なるゑいなんかしなるゐ あはれ語らたるあわりかたらたる なれしい言葉のなりしいくとぅばぬ くたぬうちにくたんうちに &n ...
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参考文献一覧
書籍/写真/記録資料/データベース 当サイト「沖縄伝統芸能の魂 - マブイ」において参考にさせて頂いた全ての文献をご紹介します。 尚、引用した文章、一部特有の歴史的見解に関しては各解説ページの文末に該 ...
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