工工四
歌詞
笠に音たてて 降たる夏ぐれも
なまやうちはれて てだど照よる
訳
笠に音を立てて降っていた夏の雨も、
今は晴れ上がり太陽が照り輝いている。
夏ぐれ
- 夏の雨
- カタブイ = 局地的な豪雨
なま
- 今
てだ
- 太陽
解説
「のんふり節」は一時的な夏の通り雨が過ぎ去り、からっと晴れた空に泰平の世を映し重ねて詠まれた歌曲です。
沖縄では古くより太陽に祈りを捧げてきた歴史があり、自然への畏敬の念を重んじてきた人々の豊かな心を表現しています。
「のんふり節」の歌詞は「湊くり節」、「黒島節」など古典音楽では好んで詠まれている琉歌です。
補足
楽曲について
「のんふり節」に関する史料が乏しいため、節名の由来やどのような系譜を辿ってきたのかは定かではありません。
参考文献一覧
書籍/写真/記録資料/データベース 当サイト「沖縄伝統芸能の魂 - マブイ」において参考にさせて頂いた全ての文献をご紹介します。 尚、引用した文章、一部特有の歴史的見解に関しては各解説ページの文末に該 ...
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