工工四
歌詞
豊なる御代の しるしあらはれて
雨露の恵み 時もたがぬ
訳
豊かなる世の兆しがあらわれて、
雨の恵みも時を違わず。
御代
- ご治世(世を治めること、統治)
- よく治まった世
しるし
- 兆し
たがぬ
- 違わず
解説
「揚作田節」は一年を通して天候に恵まれ、農作物が豊かに実ることを予祝して詠まれた歌曲です。
現代に比べて農業技術が発達していなかった当時は国をあげて稲作の生育を見守ってきた歴史があります。
そのような時代背景に生きた人々が願う豊作への喜びは一入であったことが本曲より伺い知ることができます。
補足
古典舞踊
古典舞踊のカテゴリーでは「揚作田節」が舞踊曲として演奏される「麾」、「揚作田」について解説しています。
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参考文献一覧
書籍/写真/記録資料/データベース 当サイト「沖縄伝統芸能の魂 - マブイ」において参考にさせて頂いた全ての文献をご紹介します。 尚、引用した文章、一部特有の歴史的見解に関しては各解説ページの文末に該 ...
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