音楽

「真福知のはいちやう節」- 古典音楽

2021年9月24日

真福知のはいちやう節まふくぢぬふぇーちょうぶし:工工四

 

真福知のはいちやう節の工工四

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歌詞

 

真福知のはいちやうやまふくぢぬふぇーちょうや 嘉例なものさらめかりなむぬさらみ

いきめぐりめぐりいちみぐゐみぐゐ 元につきやさむとぅにつぃちやさ

 

真福地の盃は縁起の良いものである。

何度も何度もめぐりめぐってまた元に戻ってくる。

はいちやうふぇーちょう

牛のつのでできた酒盃。

 

真福地のはいちやう節の歌碑

真福地のはいちやう節の歌碑 - 提供:歌碑を訪ねて西東

 

楽曲の解説

真福知のはいちやう節まふくぢぬふぇーちょうぶし」は糸満市福地いとまんしふくじが発祥で、村の中心に位置する公園には本曲の歌碑が建てられています。

糸満市は古くより漁業が盛んで、サバニ(※1)と呼ばれる舟に乗って遠洋漁業を中心に海人うみんちゅの町として歴史を築いてきました。

福地ふくじでは毎年旧暦8月に年中行事がおこなわれ、宴席では牛のつのでつくられた盃で祝杯する習わしがあります。

牛の角でつくられた盃は先がとがっているので下に置くことができず、皆でまわし飲むうちにまた自分の元に戻ってくることになぞらえ、海に出た漁師が無事に戻ってくるよう航海安全の祈願が込められています。

 

サバニ

かつては一本の木をまるごとりぬいた丸木舟まるきんにのつくりでしたが、森林保護のために木の部材を張り合わせた接ぎ舟はぎんにが製造されるようになります。

サバニは波を切って軽快に進むことから、南洋各地をはじめ遠方まで漁業範囲を広めていきました。

名前の由来は諸説ありますが、大きなさめを指す”サバ”と”んに”をあわせてサバニと呼ばれるようになったようです。

製造過程ではさめの油を船に塗って防水加工をほどこします。

 

帆掛サバニ

帆掛サバニ

 

補足

 

ハイチョーの一鎖はいちょうのちゅくさい

本曲に加えて「本田名節むとぅだなぶし」、「揚高禰久節あぎたかにくぶし」の三曲を組曲として、航海を祈願する祝儀曲として演奏されます。

 


 

参考文献(沖縄の本)のイメージ画像
参考文献一覧

書籍/写真/記録資料/データベース 当サイト「沖縄伝統芸能の魂 - マブイ」において、参考させて頂いたすべての文献をご紹介します。     1.『定本 琉球国由来記』 著者:外間 ...

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