工工四
歌詞
かれよしのお船に かれよしはのせて
波も押しそひて はるがきよらさ
訳
縁起の良いおめでたい船におめでたいものを乗せて、
波も押しきって走るさまは見事(美しい)である。
嘉利吉
- おめでたいこと
- 縁起が良い事
きよら
- 清らか
- 美しい
解説
「江佐節」は各国との交易で栄華を迎えた琉球王国の安寧を詠んだ歌曲です。
王国を出航する船は行きも帰りもおめでたい物がたくさん乗せられている様子を描いています。
薩摩との交易では行きに黒砂糖を納め、帰りにお茶やタバコを運んだ記録が残されており、清(中国)との交易には進貢船と呼ばれる船が用いられ、1874年(明治7年)まで貿易が行われていました。
補足
古典舞踊
古典舞踊のカテゴリーでは「江佐節」が舞踊曲として演奏される「江佐節」について解説しています。
「江佐節」 - 古典舞踊/二才踊り
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参考文献一覧
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