音楽

「赤さこはでさ節」- 古典音楽

赤さこはでさ節あかさくふぁでぃさぶし」:工工四

 

 

歌詞

 

赤さこはでさやあかさくふぁでぃさや 美御殿とたんかみをぅどぅんとぅたんか

玉黄金無蔵やたまくがにんぞや 我身とたんかわんとぅたんか

 

紅葉したクワディーサーは、立派な御殿と向き合っている。

(同じように)愛しい大切な人は私と差し向いあっている。

こはでさくふぁでぃさ

モモタマナ = シクンシ科に属する樹木。

別名クワディーサーと呼ばれている。

沖縄では公園や街路樹などに植えられており、15m以上に育つ高木で白い花と約3~6cmほどの実をつける。

御殿をぅどぅん

格式のあるお屋敷。

たんかたんか

向き合う、さし向う。

玉黄金無蔵たまくがにんぞ

(玉や黄金のように)大切な人。

無蔵んぞ」は男性が女性を呼ぶときの言葉。

 

モモタマナ(クワディーサー)

モモタマナ(クワディーサー)

 

曲目解説

赤さこはでさ節あかさくふぁでさぶし」は久米島くめじまが発祥で、島尻郡久米島町兼城しまじりぐんくめじまちょうかねぐすくにある兼城公民館には本曲の歌碑が建てられています。

久米島くめじまから首里へ奉公に行った娘の姿を、きれいに赤く染まったモモタマナの木に映し重ねてみ込んでいます。

 

赤さこはでさ節の歌碑

赤さこはでさ節の歌碑 - 提供:歌碑を訪ねて西東

 

補足

 

歌詞の違い

赤さこはでさ節あかさくふぁでさぶし」が収録されている琉歌集や工工四によっては、下句の”玉黄金無蔵やたまくがにんぞや~”が、”玉黄金里やたまくがにさとぅや~”と記されています。

無蔵んぞ」は男性が女性を呼ぶときの言葉で、対して「さとぅ」は女性が男性を呼ぶときに使う言葉です。

《『標音・評釈琉歌全集』武蔵野書院版》では、「田舎から御殿へ奉公に出た娘が、思いもかけず若殿の寵愛ちょうあいを受けて、若殿とさし向いで楽しく幸福に暮らして喜びの絶頂に達した歌」と紹介されています。

 


 

参考文献(沖縄の本)のイメージ画像
参考文献一覧

書籍/写真/記録資料/データベース 当サイト「沖縄伝統芸能の魂 - マブイ」において、参考させて頂いたすべての文献をご紹介します。     1.『定本 琉球国由来記』 著者:外間 ...

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